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きっかけ -その5-

2009年05月01日
きっかけ編はとりあえず今回で締めます。

前回最後にふれた 新宿ベロシティ 。一時期接吻ファンの聖地ともいうべき存在でした。店内にたくさん人がいることは(管理人の知る限り)ありませんでしたが、全国から集まる信者たちが集まっては巡礼したものでした。当時はまだビデオ(VHS)がメインで確かブロマイド風の写真とかもかなり置いてありましたね。まだいまほどネット情報があふれていない時代でしたから、ぜんぜん見たこともない商品がたくさんあったり、出たばかりの新作があったり・・・いろんな思い出が去来します。

ベロシティといえばもうひとりの巨匠、 シルヴィア監督 を忘れてはいけません。90年代後半から21世紀序盤に度肝を抜かれ続けたのはこのシルヴィア作品とJNSのOSARU監督作品でした。塚本監督や鷲本監督と比べてより過激でスピーディーな描写が特徴でした(です)。 唾液などの描写もエスカレートし、唾かけ、痰きり、べろんべろんの顔なめなど、行き着くまで行っちゃった感がありました。けっこうこれも好きだったけど、どちらかと言うと濃厚な接吻ファンの管理人は、次第にオーソドックスなキスにシフトしなおすようになりました。やはり個人的に接吻に一番大事なのは「愛」なのです。

管理人レズ・フリーク、実は一時期「顔騎」にはまった時期がありました。と言ってもF/F、つまり女性同士のそれと言うのはおいそれと見つかるわけではありません。だからと言って、F/Mに手を染めるようなレズ・フリークではありません。そんなことで巡り合ったのがブラジルのMFXというビデオメーカーでした。後にグループ化してFetish Brazilという総合フェチレーベルに発展したメーカーです。

ここが数少ない女性同士の顔騎ものを制作していたのですが、さらに新しく始めたレーベルが「Spit Brazil」でした。ここの作品は女性同士で唾を飲ませあったりかけ合ったりする、いまはスピットものとして認知されてるジャンルの先駆けで、その描写はいま見てもかなり過激なものでした。キスものの過激さで日本は世界に冠たる存在でしたが、唯一Spit Brazilは一目おくべきものでした。

そんなわけで90年代後半から2000年代前半、レズキス界?を席巻したのは行き着くまで行ったような過激な描写だったような気がします。変な例えですが60年代のジャズ界がフリージャズという無調音楽まで発展し、混沌の世界に突入したような、そんなイメージでした。カオスは本物とそうでないものの境目をあいまいにしがちです。個人的な嗜好ではむさぼり感はあっても、やはりもっと愛を感じさせるキスが欲しい。ここ数年の管理人はそんな飢餓感にとりつかれながら過ごしていました。

数回に渡ってうだうだ書き続けてきました。お付き合いいただいた方、ありがとうございます。

管理人レズ・フリークが今回三枚のDVD作品を出すきっかけとなったものはいままで書いてきた背景が背中を押してくれたものです。特に一作目の「熟唾」、二作目の「熟唇」は、抑えきることのできない「愛と欲望」をキスで燃焼させる、というテーマで作りました。三作目は毛色を変える意図があってややその色は薄くなっています。

ぜひおひとりでも多くにご覧いただければこれに勝る幸せはありません。
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